ファシリテーターが会議・現場を元気にする

ファシリテーターが会議・現場を元気にする

介護はチームアプローチです。
介護士、看護師、ケアマネージャー、栄養士、相談員、医師などを一つのチームとして、様々な業種の見方から利用者に対してアプローチを行います。
それゆえ会議の場には幅広い専門的知識や固有の視点、情報が集まります。
利用者にサービスを提供するには、それらの集まった内容を整理し具体化させ、決定しなければいけません。
それは一つの分野に偏らず、利用者のニーズに合わせたサービスを提供する必要があるからです。

そのチームアプローチをより機能的に発揮させるが、ファシリテーションの手法であり、ファシリテーターの役割なのです。

 

  • ファシリテーション→会議の質を向上させる手法や技術

  • ファシリテーター→会議の質を向上させる役割を担う者

 

ファシリテーターは会議の場を元気にしてくれます。議論を活発にし、参加者全員からの発言を促します。
さらに目標を明確にして話を進めるので、時間を短縮することも可能です。
そしてこれらの効果の波及として、現場が元気になることが期待できます。

なぜなら、会議の場で意見がまとまり、時間の管理もしっかりできるようになることで、一人ひとりが会議の有益性を理解することができます。
会議の有益性を理解することで、現場に残るスタッフから「こんな忙しい時に会議に行くなんて」「現場の人数が足りなくなるわ」のような発言が減り、より良い協力体制が可能になるからです。

ここでひとつ注意しておきたい点があります。
ファシリテーションは介護に携わる人を改善させるための手法ではありません。
あくまでファシリテーションは会議をより良い方向へ導き、会議の質を向上させるための手法です。

より良いサービスを利用者に提供したい。
介護現場を向上させたい。

そのためには働く人の気持ちが変わってくれないと。

そのような気持ちからもファシリテーションに期待を持たれていますが、ファシリテーションはあくまで手段です。
会議で「利用者へのサービス提供」を目的とした手段のために、ファシリテーションの手法があることをご理解ください。

求められる2つの能力

ファシリテーターは大きく分けて2つの能力が求められます。

  •  会議を進行する能力
    →論理的に物事を捉えられ、会議の目標に向かい進むことのできる能力
  •  コミュニケーションを図る能力
    →事前の情報収集や、集まった参加者の意見をくみ取ることのできる能力

 

    2つの能力ファシリテーターはこれら2つの能力をバランスよく発揮することによって、会議の場をマネジメントすることができ、ファシリテーションの手法をより効果的に使い分けることが出来るのです。これらを可能にする大切な要素は、客観的な見方です。
    会議では様々な利害関係が絡み合い、どうしても参加者同士が主観的な見方で発言をしてしまいます。
    主観的見方が良い方向に向かわせることもありますが、主観的な見方が会議の方向を変え、会議を長引かせる原因につながっているのです。ファシリテーターは客観的な立場で会議に参加をします。
    ファシリテーターの見方は、天井から会議室全体を見渡しているようなイメージです。
    また会議の司会者がファシリテーターの役割だというように思われがちですが、ファシリテーターは参加者でも大丈夫です。
    天井から会議全体を見渡せるような参加者がいると、司会者にはとても力強い存在になります。

    様々な会議の進め方

    より良い会議の進め方にはポイントがあります。
    ここでは会議ごとに幾つかのポイントをお伝えします。

  1. 会議の進め方(施設)
  2. 行事の打ち合わせの進め方(施設)
  3. サービス担当者会議の進め方(居宅)