介護は会議が要

介護は会議が要

介護事業所には質の高いサービス、そして利用者のニーズに合わせたサービスを提供することが求められています。

そのために、カンファレンスや、リーダー会議など様々な会議を設け、どのようなサービスを提供していくかを話し合われています。

その会議の積み重ねによって、具体的なサービス内容が決定しています。

会議には次のような役割があります。

  • 伝達をする役割
  • 調整をする役割
  • 創造をする役割
  • 決定をする役割

会議にはとても重要な役割があり、会議は利用者にサービスを提供する上で大きなカギを握っています。介護は会議が要なのです。

 

会議の目的とは

皆さまの介護事業所ではどのような会議が持たれているでしょうか。
毎日行われる会議、月に一度行われる会議、必要時に行われる会議など、会議によって行われる頻度は異なりますが、介護事業所ではとても多くの会議が行われています。

介護事業所で行われる主な会議

  • 介護や看護、ケアマネージャーなどの代表者が集まる会議(主任会議、リーダー会議などの名称)
  • 各委員会の集まり(事故防止委員会、レクリエーション委員会、食委員会などの名称)
  • 各部署の会議(介護スタッフ会議、ユニット会議などの名称)
  • サービス担当者会議、カンファレンス
  • 地域ケア会議
  • 運営推進会議
  • 行事の打ち合わせ
  • 申し送り
  • 利用者との懇談会
  • 地域との交流 など
    ※ここでいう会議とは、複数の人が集まり目的を持って話し合いをする場を総称したものです。

これらの会議以外にも施設独自の会議を持たれているところは多いと思います。
では、これらの会議は何の目的で行われているのでしょうか。

 

会議の目的と役割の関係

先ほどの4つの役割(伝達、調整、創造、決定)から目的を見ていきます。

  • 伝達をする

伝達とは、連絡事項や状況の報告などを伝える役割があります。
伝達の代表的なものでは申し送りがあり、主に勤務開始時や勤務交換時に行われます。
申し送り前までの出来事、これからのスケジュール確認など、申し送りを境に過去と未来の情報共有を行います。
伝達により利用者の状況把握が容易になります。

  • 調整をする

調整とは、各部署間の意見調整、上司と部下の意見調整、利用者と家族との意見調整など、相互の意見をまとめる役割があります。
介護はチームアプローチですから、様々な立場の人から意見を求めることが必要になります。
また、意見の調整を行う場合は、必ず話し合いの中心に利用者がいることを忘れてはいけません。
主体である利用者が話し合いの中心から外れて意見の調整が行われてしまうと、誤った方向に進む可能性があるからです。
調整は利用者を中心とするチームアプローチには欠かせない役割であります。

  • 創造をする

創造とは、行事の企画を考える時やアイデアを考える時、またケアプランのためのモニタリングなど、新たな考えを生み出すための役割があります。
画一的なサービスにならないためにも、その利用者のニーズに合わせたサービスを考え、提供して行かなければなりません。
一人で考えるよりも複数で考えた方が幅広く創造することが可能です。
創造により新たなサービスを利用者に提供することができます。

  • 決定をする

決定とは、伝達、調整、創造を基に合意を取ることです。また誰が、いつまでに、何をするのか等を決めることもあります。
決定に至るまでには様々なプロセスを踏む必要があります。
そこには乗り越えなければいけない壁も現れてくるでしょう。
しかし、その壁というのは利用者により良いサービスを提供するために他なりません。
決定によりはじめて利用者にサービス提供が可能になります。
決まらなかったことを決定することも含まれます。

 

これらの4つの役割からも見えてくるように、会議とは「利用者へのサービス提供」を目的としています。
利用者全体へのサービス、また一人ひとりの能力に応じた自立支援や利用者本位のサービスを決定し、そのサービスを提供することで利用者のQOL(生活の質)を高めることにつながるのです。

会議サイクル

会議にはこのようなサイクルでの意味合いがあります。
利用者のQOLを高めるためには、会議の場を持つことが必要不可欠なのです。

「より良い利用者へのサービス提供」のために私たちは会議を行っています。
これが会議における最も重要なキーワードです。

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