第9回今後の介護人材養成のあり方(上)

第9回今後の介護人材養成のあり方に関する検討会(上)

本日、検討会を傍聴してきました。
今回の内容は、今まで検討してきた内容をまとめ報告書案としてあげた内容でした。

配られた資料を基に記します。

基本的考え方

平成37年には212~255万人程度の介護職員が必要になるため、今後は毎年5万人~7万人程度の介護職員を増加させて行くことが必要。

介護人材を安定的に確保して行くためには、介護福祉士養成施設卒業者を中心にとした若年層だけでなく、介護福祉士等を取得しながら介護等の業務に従事していない潜在的有資格者の復職支援を進めるとともに、子育てが一段落した主婦層、他産業から介護職への転職を目指す人々、社会貢献に関心のある定年退職者などにも焦点を当てる必要がある。

介護職の間口は広くしておく一方で、段階的な技術形成とキャリアアップを可能にすることにより、量の確保と資質の向上が両立できるような養成体系を整備する必要がある。

研修を担当する講師についても、質の高い教育を提供できるよう不断の努力をするべきである。

本人のキャリア形成に応じた適切な評価がなされるよう、介護報酬面での担保をしていくことも必要である。

キャリアパスの全体像

介護人材のキャリアパスを検討して行く上では、入職時点、一定の実務経験を得た後など、それぞれの段階ごとに求められる役割や能力を明確にしたうえで、その能力の習得を目指した資格・研修体系を構築していく必要がある。

介護分野には訪問介護(ホームヘルパー)養成研修(1級2級)、介護職員基礎研修、介護福祉士など存在している。
しかしそれぞれの研修・資格が十分に連動した関係とはなっていない。
そこで介護人材のキャリアパスを簡素で分かりやすいものとする。

  1. 介護職への入職段階~初任者研修修了段階
    この段階に求められるのは在宅施設問わず、職場の上司の指示等を受けながら基本的な介護業務を実践する能力であり、介護現場で働く上で必要となる基本的知識・技術を初任者研修を通して習得することが必要である。
  2. 一定の実務経験後(実務3年以上)/介護福祉士養成施設卒業~介護福祉士資格取得段階
    この段階で求められるのは、利用者の状態像に応じた系統的・計画的な介護や医療職との連携等を行うための幅広い領域の知識・技術を習得し、的確な介護を実践する能力であり、介護福祉士資格の取得者に期待される能力である。
  3. 介護福祉士資格取得後更に一定の実務経験後~認定介護福祉士
    この段階で求められるのは、養成課程で習得した知識・技術を、実務経験を通じて確固たるものとした上で、それを十全に活用し、多様な生活障害を持つ利用者に質の高い介護を実践すると共に、介護チームの中で、介護技術の指導や職種連携のキーパーソンとなり、チームケアの質を改善して行く能力であり、認定介護福祉士(仮称)のスキームを通じて習得することが望まれる。

以上です。

残りの内容は次回記して行きます。

ライト・けあ